2015年12月12日土曜日

オプショナルな薬剤師的専門資格

旅行医学の国際認定(Cetificate in Traveh Health)は、その一つで、私も2014年の試験(受験地:ベトナム・ホーチミンシティ)に合格して、これを取得しました。

これをとったおかげで、会社のミーティングやカンファレンス等で他の薬剤師との交流が増えたのですが、この中で気付いたのがアルバータ州の薬剤師の自分と比較にならない勉強熱。

ある薬剤師のEメールの名前の最後に羅列されている資格をコピると、
Additional Prescribing Authority
Certificate in Travel Health, ISTM
Certified Diabetes Educator, CDE
Certified Tobacco Educator, CTE

もはや当たり前すぎてInjection pharmacistとは書いていません。

また、この他にもCertified Asthma Educator, CAE。
さらにCOPDも包括する形でCertified  Respiratory Educator, CREという資格も存在します。

より良い患者指導=薬局サービス、患者さんにとって有益かつ薬剤師の専門性を発揮できるWin-Winの形が出来るよう、勉強を続けていくしかありません。

一つの資格をとったことで、視野が広がり、今後更に頑張ろうと思えました。





2015年12月11日金曜日

フルミストの薬剤師による投与が解禁

今はかなり落ち着きましたが、それでも一日に何人かがインフルエンザの注射を受けにやってきます。

そんな中、ブリティッシュコロンビア州では、薬剤師によるインフルエンザワクチンの経鼻投与が認められました。具体的には「フルミスト」の投与です。

11月の薬剤師免許更新の際には、オンラインのトレーニング(プレゼンテーションのみ)をとることが義務付けられていましたから、この動きは当たり前といえば当たり前です。12月3日まではトレーニングは受ける必要があるけれど、接種はできないという状況でした。もっともワクチンそのものの供給も遅れていたのですが。

以前にデモを触ったことはありますが、取り扱いは至って簡単です。

このように薬剤師が色々な仕事ができるようになっていくのは非常に良いことだと思います。

Qualified pharmacists can now administer intranasal immunizations. Effective December 3, 2015, the Ministry of Health made amendments to the Pharmacists Regulation, which allows qualified pharmacists to administer a drug (Schedule I, IA or II) or substance (Schedule III) by intranasal route.
http://www.bcpharmacists.org/news/intranasal-drug-administration-now-effect


2015年12月3日木曜日

薬剤師の処方権

遅ればせながら、ブリティッシュコロンビア州でも薬剤師により薬が新規処方できるような動きが出てきました。

BC州の薬剤師協会(College of Pharmacists of BC)の会議で、「Certified Pharmacist Prescriber Initiative」原案が承認されたとのこと。(November 20, 2015 Board Highlights)

医療費抑制という目的もあると思いますが、もっとも基本となるのは
"It also focuses on case scenarios where the pharmacist prescriber would benefit from patient care. "
の部分でしょう。

他の州では既に、報酬の発生する専門領域としての仕事として取り入れられています。

BC州の薬剤師の職能を拡げる新たな機会に期待が高まります。

[参考]

サスカチュワン州 Guidelines for Minor Ailment Prescribing

http://medsask.usask.ca/professional/guidelines/

アルバータ州 Additional prescribing authorization(APA)

https://pharmacists.ab.ca/additional-prescribing-authorization

2015年11月28日土曜日

On the job training?

最近聞かれた質問の一つですが、カナダの薬局でOJTはないのかという質問です。

それというのも、日本の求人には「充実した教育システム(または研修制度)」といったフレーズが並び、これは良い意味で勉強欲・成長欲のある薬剤師にとって重要なポイントです。

しかし、このような制度はカナダにありません。

基本的な薬剤師業務は実務実習やアルバイトを通して、学生のうちに全て出来るようになって大学を卒業してくることが理由でしょう。慣れる必要があるとすれば、その薬局のレセコンとちょっとしたローカルルールくらいです。

BC州にいる外国人薬剤師としては、今では必須であるブリティッシュコロンビア大学のCanadian Pharmacy Practice Programを通して勉強し、練習と経験を積むしかありませんが、もちろんこれで充分な訳がありません。プログラムは1年にも満たない上、実務実習は数ヶ月です。

したがって、外国人薬剤師は仕事に就くのが難しいだけでなく、実際に仕事をこなすことが難しいのが現状です。

運よく雇われて、たとえ自分で「お、俺(私)ってまあまあイケてるんじゃない?」と自分で感じていても、その仕事を他の薬剤師から見ると結構悲惨な状態だったりします。(自分の過去の経験から。)

では、雇ってくれる薬局がなければ、他の人はどうやっているのかといえば、どこかの薬局でアシスタントの給料で雇ってもらい、ある程度の業務経験を積みながら、薬剤師待遇で雇ってくれるところを探す、といった状況です。決してベストな方法ではありませんが、他に薬局に勤める方法があるかといわれれば、ありません。これが今のところ唯一のOJTとなりうる方法です。必ず他の薬剤師と一緒に仕事ができるわけですから。(もちろん他の薬剤師の理解も必要です。)

大きなチェーン薬局ではこのようなことはしてくれないかもしれませんが、個人経営、フランチャイズの薬局では割と融通が利くように感じます。参考までに。


2015年11月26日木曜日

Pharmacists (NOC 3131)

Welcome BCというサイトで、薬剤師という仕事についてのまとめがありました。
参考にしてください。



http://www.welcomebc.ca/Work/fqr/Your-Qualifications-Intro/occupational-guides/Occupation/Pharmacists.aspx

Becoming qualifiedのページを見ると、外国人薬剤師としてカナダで資格をとれるまでの期間が1年~2.5年とありますが、これは人によって大きく幅が出てくると思います。従って、必要経費としても、この額には収まる人はかなりラッキーでしょう。

多くの場合において日本人薬剤師は、受験費用捻出のために日本へ帰って仕事をしますから、この飛行機代はかなりの額になりえます。かといって、結婚移民で配偶者に全面的なサポートをうけたり、まとまった額の貯金が手元にない限り、他の選択肢がないことも事実です。




それだけの苦労をしても、外国人薬剤師としては仕事探しが非常に困難な昨今です。
PEBC(国家試験)に挑戦しようか迷っている人は、いつでもご連絡ください。
特にスゴいアイデアがあるわけではありませんが、メール相談は無料で受付けしています。

2015年11月6日金曜日

今年のインフルエンザワクチン(続)

この時期、次から次へと予防接種もこなす一方で、インフルエンザワクチンに関して様々な資料に目を通す必要が出てきます。

National Advisory Committee on Immunization (NACI)がカナダの国としての予防接種ガイドラインの基本型になりますので、全てはこれに従います。


特に付録のワクチンのまとめは非常に分かりやすくできています。参考にしてください。





2015年10月21日水曜日

今年のインフルエンザワクチン

日本でも、今年のワクチンは「4価に変わる」と色々なところで解説がついています。
https://www.m3.com/open/clinical/news/article/361851/

カナダでも同様に4価のワクチンが導入され、この商品名は「Fluzone」。
アメリカのサイトですが、よく解説されています。参考にしてください。
http://www.fluzone.com/health-care-professionals/fluzone-quadrivalent-vaccine.cfm

2015年10月7日水曜日

糖尿病関係の資料

先日の勉強会や元同僚(カナダ版糖尿病指導士)との会話の中で、自分の知識が大幅にビハインドであることを、少なくとも自覚できたので、色々な資料で勉強しようとしている今日この頃。

カナダの場合、2013年のCDAガイドラインが薬物治療の基本となるので、これをインターネット上で眺める作業も一つ。まあ、そのボリュームにビックリします。もっとビックリするのは、この世には膨大な糖尿病関係の資料(インターネットで閲覧可)が存在すること。このような勉強に終わりはありませんね。

Canadian Diabetes Association の資料、参考にしてください。
http://guidelines.diabetes.ca/fullguidelines


2015年9月28日月曜日

血糖値測定器

糖尿病の患者さんを多く抱える薬局やCDE(Certified Diabetes Educator)のいる薬局では、単に「ミーター」と読んでいますが、正式にはBlood glucose meterのこと。

私の住んでいる田舎では滅多にないディナー付勉強会があったので、参加しました。
ホストは「One Touch」製品を販売するLife Scan社。

製品一覧はこちら。
http://www.onetouch.ca/our_products

今時、スマートフォン型で、色々な機能がついていることを売りにしている測定器が多い中、これから投入する新製品はベーシック機能と簡便さを追及して作ったとのこと。高齢者にはこちらの方がウケが良いと、私も思います。

色々な会社があり、それぞれに特徴が異なりますので一度は目を通してみてください。
代表例を以下のリンクにまとめます。
https://www.bayerdiabetes.ca/en/products/
https://www.abbottdiabetescare.ca/products
https://www.accu-chek.ca/ca/en_CA/products/index.html
http://mydario.ca/
http://www.mystarsanofi.com/web/
http://www.gediabetes.ca/ge200/

2015年9月14日月曜日

近況

しばらく前からブログの更新がまったく追いつかなくなりました。
で、サイトを一時閉鎖しておりました。

今後も多分以前ほどにはアップできないと思います。
それでも過去の記事が参考になればと思いますので、
ブログはそのまま一般公開状態にしておきます。

質問などには随時お答えいたしますので、コメント欄からご連絡ください。

今後もよろしくお願い致します。