2013年12月14日土曜日

抗生物質の考え方? 10 (CAP-3)

ときとして肺炎(CAP)の治療薬の考え方が面倒だと思ってしまうのは、その分け方が沢山あるからだと思います。

肺炎の種類(市中、院内、既往疾患)、病原菌の種類、ポイントによる重症度の決定と治療薬の選択などです。

だから、この辺は最小限でいきましょう。

薬剤師として知っておくべきことは全部ですが、本当にテスト対策に覚えておくべきことは治療薬の方がメインとなります。そしてここではそれを絞りに絞ってまとめています。

前回の記事では、CAP (Outpatient without modifying factors)の原因菌が3つ。
  • Streptococcus pneumoniae
  • Chlamydophila pneumoniae
  • Mycoplasma pneumoniae

このうちStreptococcus pneumoniaeは、以前に紹介したグラム染色の4分表でグラム陽性・好気性に属しますから、はあまあそうか、となります。
(ならない人は、復習して、そうなってください。)

しかし、あとのChlamydophila pneumoniae、Mycoplasma pneumoniaeは「非定型肺炎(atypical pneumonia)」と呼ばれる肺炎(の原因菌)としてグループ分けされることがあります。

非定型肺炎(atypical pneumonia)とは、Legionella pneumophila,Mycoplasma pneumoniae, and Chlamydophila pneumoniaeの3つの菌が原因となる肺炎のことグラム染色では鑑別できず、ベータラクタム系の薬が効かない肺炎です。

そういう分け方もできますが、最初からガイドラインのDOCにはベータラクタム系の薬が入っていません(どのガイドラインをみているかにもよりますが)。だからガイドライン上の治療薬選択としては定型か非定型かはあまり気にしなくてもいいのではないか、とりあえず知っていれば充分ではないかという話です。個人的には。

しかし、ここまで読んでもらえれば、たとえば原因菌がStreptococcus pneumoniaeと分かっている場合には、amoxicillinが処方されていても問題ない!ということも分かってくると思います。実際RxFiles第9版のチャートでは、DOCにamoxicillinも含まれています。

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