Medication reviews may miss patients who need them
Pharmacists speak out on need to ‘cherry-pick’ low-risk patients to meet quotas for billable services
http://www.cbc.ca/news/health/medication-reviews-may-miss-patients-who-need-them-1.3005870前回からのニュースをまとめて日本流に平たく言えば、点数(=報酬)稼ぎのために薬剤師がレビューという仕事をしていることが問題となっており、薬局においては薬剤師に課されている点数ノルマが調剤業務に支障を来たし、エラーを誘発している可能性が指摘されています。そしてノルマの達成だけが目的となっては、患者ケア、つまり例えば高齢で薬の数が多いにも関らず、変更が多く、どれがどの薬か分からなくなってしまったというような「本当にレビューを必要とする患者さんと1対1で20分位の時間をとって薬のおさらいをしましょう」という視点が無くなってしまうことも懸念されています。薬局によっては患者さんに毎回レビューを提供し、もちろんこれではネタに尽きてしまいますから、最も短いときでは30秒程度で「レビューをやったこと」にするような慣習さえあることが指摘されています。レビューの報酬は100%政府、すなわち税金から薬局に支払われますから、やはり消費者であり納税者でもある患者さんが納得する仕事が行われていなければ、いつかどこかでその構造にメスが入るかもしれません。