2014年9月7日日曜日

予備知識 - 薬局実習について 8 「経験談1」

インターンとして薬局実習で遭遇するトラブルについて書いてきましたが、もちろん、自分にもそういう時期がありましたので、ここで紹介しましょう。

これまでの流れを振り返って対応させていきますが、私の場合は親切半分・意地悪半分で質問攻めしてくる薬剤師には出会いませんでした。どちらかと言うと、分からないことを分からないと言えば親切に答えを教えてくれるタイプの薬剤師ばかりに囲まれていました。ただ、それまでに何度もOSCEそのものに失敗していましたから、もっと厳しいプリセプターに当たっても良かったのかもしれないと、今になれば思いますが、もちろんインターン当時は余計なストレスがなくてラッキーだったというのが本音です。実習途中にCP3のクラスメートと話をしたところ、「君の実習先が一番のアタリだったようだ。」といわれるほど、各々が実習先での質問攻めに悪戦苦闘していました。私と同時期にCP3の学生として実習に行ったEさんは、毎日帰宅後に号泣しない日はないという日々を過ごし、最終的には耐えられずに当時実習全般の管理をしていたUBCの担当スタッフに相談に行きました。このスタッフが、プリセプターに電話でインタビューをし、その後の状況は少し楽になったといっていましたが、できれば薬局実習は泣かずに済ませたいものです。薬局の選別と受け入れは非常に難しいものであると感じました。

私が非常に苦労したのは、レポートを期間内に仕上げるという作業でした。当時は2ヶ月間の実習で、1ヶ月が終わった時点で一度プリセプターと面談をしますが、私はこの時点で提出すべきレポートがほとんど出来上がっていませんでした。特にサボっていたわけではありませんが、毎日帰宅すると疲れてしまい、十分な努力をしていなかったというのが理由でした。週末などはちゃんとあったわけですからね。では面談後に何が起こったかといえば、とりあえずタイムリーに仕事ができていないことを注意され、その後個別カウンセリングルームに閉じ込められ、レポートの作成を迫られました。ほとんど消化作業のようにレポートを作成しなければならないこのプロセスはあまり好きではなく(だから終わっていなかったかも?)、これ自体は苦痛でしたが、家に帰って作業しなくても済んだのでまあまあ有難いことでした。面談で話のあったその他の項目で印象深かったのは、「君は失敗を恐れずに色々な仕事にトライするので、これはいいコトだ」というコメント。現地の学生であっても、控えめにしすぎるがために、「もっとちゃんと業務に手をつけること!」と注意されることがたまにはあるようです。ポイントは、「実習中は失敗しても当たり前。とにかく当たって砕けて、体で覚える!」ことでしょうか。ほんとは実習生の身分でもそうなんですが、薬剤師になったら尚更のこと、とにかく失敗は許されませんからね。


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