所得があれば、税金が取られます。そしてその所得税には連邦所得税と州所得税の2種類があります。これらは累進課税方式となっていますから、所得が増えれば増えるほど、税金としてひかれる金額も大きくなります。
肝心の薬剤師の収入の額ですが、この1、2年は、新卒の薬剤師は本当に安いところで時給20ドル台(小売の薬局の場合)という会社もあるというのを人づてに聞いたことがあります。これは近年ジェネリック薬の保険償還額が削減されたことと関係があります。しかし、それ以前から働いている人の場合、これも個人的な聞き取りの結果に過ぎませんが、バンクーバー市内では時給30~40ドル、僻地で時給40ドル台、薬局マネージャーで時給50ドル以上というのが相場だそうです。ただ、一般的にカナダの東の方では時給が高くなるとも聞いたことがあります。しかし問題は、その収入にかかってくる所得税です。下の表はTax-services.caというウェブサイトからコピーしたもので、薬剤師の収入は大体下から2つのグループに入ってきます。パッと見て分かるように、とにかく総収入の40%以上は税金として引かれます。つまり、(超)単純計算をすると、額面での年収100,000ドルの人の手取りの金額は60,000ドルになってしまいます。またそこからMSPや生命保険、場合によっては家のローン、車のローン、教育費、日本への一時帰国に必要な費用などなど、もろもろの出費があるわけですから、最終的に日本で薬剤師をしていた時の収入とそれほど変わらない、またはもしかしたらマイナス(!)という人も出てくるかもしれません。これからチャレンジする人は、このような内容も是非参考にしてください。
Listed below are the sample of the combined British Columbia and federal personal income tax rate brackets for the Year 2014:
Taxable Income | Tax Brackets & Rates |
Up to $43,561 | 21% |
$43,562 to $87,123 | 32% |
$87,124 to $135,054 | 40% |
$135,055 and Over | 45% |
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