2014年11月8日土曜日

OSCEの前に

もし試験前に読んでもらえる最後のアドバイスをかくとしたら、これです。

このやりとりがテストであることをさておき、
模擬患者さんや模擬ドクターは全て自分の家族だと思って接してみてください。

「ねえ、今日お医者さんからこんな薬をもらったんだけど、ちょっと飲みあわせを調べてみてくれない?」と、お父さんやお母さんが薬剤師である自分に訊いてきたら、どのように答えますか?

もちろん、まったく聞いたことのない薬であれば、この相談に答えるための必要事項をレファレンスから調べ、解決方法を探すことと思います。

なんら薬に関する問題の見つからないようなストレートなカウンセリングであれば、やはり自分のおばあさんやおじいさんが「薬局の薬剤師さんが説明してくれたけど、よく分からなかったの。ちょっと分かりやすく教えてくれる?」と自分にいっていると思ってください。

薬にアレルギーはなかった?最近の血糖値はどう?これと同じような薬飲んでなかったっけ?などなど。馴染みのある高血圧の薬が処方されていたとしても、「じゃあ、ちょっとお酒を控えて、運動でもしたほうがいいんじゃない?」といったnon drug measureの説明も楽にでてくるかもしれません。

テストだと思っているとどうしても頭が硬くなってしまい、患者さんに聞くべきことも聞けなくなることが多々あります。しかし、それが自分の身内であれば少しは柔軟に対応できる部分もでてきます。分からなければ調べるだなんて当たり前って思えるかもしれません。

「こんな方法もあるのか!」と思うことで、受験中の気分が少しでも楽になると幸いです。

それでは、受験者のみなさんのご健闘と合格をお祈りしています!


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