2015年5月20日水曜日

テクニシャンプログラムをとって思ったこと?

Regulated pharmacy technicianといった明確な区分などなかった過去においては、もちろん認定試験もなかったので、日本人として薬剤師を目指す人はまずテクニシャンプログラムをとり、薬局英語力をつけ、実務入門を兼ねて当面の資金作りの準備をして、カナダに定住することを目指しました。しかし、現実的にはそのテクニシャンとして働くことでさえも、ビザや需要と供給の問題により決して簡単ではありませんでした。。。。というのは、他の誰でもなく私自身のことです。

結局日本で薬剤師免許をもっているなら、カナダで薬剤師を取ったほうが得策だという当たり前の結論に至り、テクニシャンプログラムを修了してからPEBCの準備を始めた訳です。

ネックになったのは何より英語でしょう。カナダ人の彼女がいたわけでもなく、憧れ一本でカナダを目指したわけですから、なんといってもコミュニケーション能力が足りません。TOEICはカナダに来る前に800点以上ありましたが、ローカルの人間に混ざって会話をしようとすれば「TOEIC800=コミュニケーション力"ゼロ"」を再認識せざるを得ませんでした。

で、どうすればそんな力がつくかかといえば、カナダ人の中にどっぷりつかるのが最短ルートだったのです。ついでにカナダの薬局への足がかりができればいいなという思いから、カナダの田舎のテクニシャンプログラム(1年)を選択したのが今から10年以上前の私です。

一言でまとめるなら、このときの経験は現在非常に役に立っています。
しかし時代は変わりましたから、これが誰にでも役に立つものだとは、当然思いません。

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