カナダで薬剤師を目指すほとんどの人が、受験とその準備の間、日本とカナダを往復します。結婚移民していない人の場合、長期滞在できるビザが無いことが大きな理由で、その他にも受験資金捻出のために一時就労するというのも普通です。
カナダの国家試験であるPEBCに対しての資金が多くかかるのは事実ですが、それ以外にも英語力を証明するテストの受験費用もバカになりません。
もっとも一般的なものがIELTSと呼ばれるもので、1回の受験費用が約2.5万円です。しかも残念なニュースは、これに1回合格する人はほとんどいないということです。「読み書き+聞く話す」の4技能のバランスが取れていなければならないためで、一つがズバ抜けてよくても、どれかが一定のスコア以下であれば、テストの受けなおしです。(この理由でIELTSを何度受験したことか。。。)
カナダへ来る人の間では一般的でも、米国では最近とりいれ始めた程度のものなので、TOEFLに比べて受験者の数が違います。つまり、日本語での参考資料は限られており、IELTSを日本語の参考書で勉強するのは結構大変ということになります。
でも、英語でグーグルすれば参考問題や模範解答資料は沢山みつかりますから、まるで路頭に迷うことはありません。
では、この英語のテストの勉強をどの段階でするか?です。
IELTSは日本でも受験できますから、究極的な話、ずーっと日本にいてもクリアできるテストです。将来カナダで薬剤師試験を受験しようという思いや目標が少しでもあるのならば、大学生のときからでも受験しておくべきです。また日本で働きながらでも受験するべきです。
私もそうするべきでしたが、「IELTSは点数がとりやすいからこれを受けるべき!」といった情報は、当時はありませんでしたから、何度となくTOEFLやTSE(別途開催されていたスピーキングのテスト)を受験し続けていました。(そしてその後テストを変えて、IELTSも何度も受けました(悲)。)今では薬局業務に差し支えなく英語を使うことができますが、子供の幼稚園で本を手にとってみれば知らない単語を目にすることはまだまだあります。
長くなりましたが、今日のポイントです。
将来カナダで薬剤師を目指す人、今からIELTSを受けてください。
100%日本にいながらクリアできるテストです!
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