2015年12月17日木曜日

IELTSのスコアとコツ

BCCP(BC college of pharmacist)から資料をコピーしますが、カナダで薬剤師になるためにはIELTSの各セクションで「6」、平均が「6.5」取ることが必要です。簡単に言えば、各セクションで6.5を取れれば合格です。

たとえそれが出来なくても、得意なセクションで7とか8の高得点をとり、苦手なセクションで最低6がとれば大丈夫ということです。これは、日本で薬剤師になった人であれば、それ程難しくはないことだと思います。もちろん一番の課題は、慣れないスピーキングになるとは思いますが。

2009年11月に改定されるまでは、もっと厳しくて、各セクション「6」、オーバーオール「7」が必要でした。言い換えると、全てのセクションで7をとる。または、どんなに苦手なセクションでも最低6、この場合には得意なセクションで8をとる必要があったということです。私はこれには非常に苦労しました。

勉強を始めた頃、リーディングセクションの難しさに驚愕しました。英語は得意なほうでしたが、どんな分野が得意なのかによります。サイエンス系に偏っているIELTSの問題は、単語の難易度が高く、問題もそれまでのトーフル等とはやや異なっていたため、理系でありながら本当に四苦八苦しました。では、どうやってそれを克服したか?

反復練習あるのみです。

最近のカタカナ好きの日本人向けに言い直せば、
「レペティション(repetition)」がキーポイントです。

同じ問題でも、違う問題でもとにかく「量」を重視した練習をこなすことで、傾向がつかめてきます。何のことは無い、日本の国家試験の勉強を始めたときと一緒です。まずは過去問からやってみるか、ひととおり終えたから同じ問題をもう1回やってみるかという感じで、でもそれが一番の近道です。

リーディングでいえば、誰もこんなことは私に教えてくれませんでしたが、
大問を1→3→2の順番で進めると一番効率が良いことに気が付きました。
大問2が他の2つよりも難しかったためです。順番を変えるだけで、大きく前進しました。

また、苦手なセクションは必要以上なスコアを求めないことも重要です。

私は当時、ライティングとスピーキングが得意にはなれませんでしたが、それでも最低の6だけは確保できました。数字をみれば激しくデコボコですが、リスニング8、リーディング7.5、ライティング・スピーキングともに6、これでオーバーオール7を確保したこともありました。立て続けに受けたその後のテストではもっとまともな点数の取り方ができましたが。

強調しますが、大切なのはレペティションです。
くじけずに頑張りましょう。


[引用] http://library.bcpharmacists.org/E-Registration_Licensure/E-4_Pharmacy_Technician/NAPRA-PT_LP_Reqs_Canada_Nov2009.pdf

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