2014年7月10日木曜日

新卒の薬剤師

先日の合格発表に伴い、うちの薬局にも新卒の薬剤師(A君)がやってきました。
そろそろ本気でリタイアしたい60代後半の薬剤師の後釜として期待されています。

聞いたところによれば、A君は生物系の学部で4年間勉強したあと、
薬学部に入りなおして薬剤師になったとのこと。

驚くべきことは、そんな経歴の人は彼の周りにも「沢山」いたとのこと。

このような学生の志の高さには感服するのみです。

そして彼は学生時代の「8年」もの間、他の店舗で薬局アシスタントとしてアルバイトをしていたそうなので、ごく普通に薬局に来て仕事をはじめました。

8年間のアシスタントの経験から、薬局での仕事はほぼマスターしているようなもの!と、思ってしまいそうですが、やはりそこにはアシスタントと薬剤師の大きな壁が立ちはだかっています。まだまだ仕事になれるには時間がかかりそうです。

多くの日本人薬剤師がPharmacy Assistantのコースをとることから、カナダの薬剤師を目指します。これによって英語力向上、雰囲気・制度の把握、コネクション作り、生活していく為の当面の資格など、実際様々な効果が期待できますが、それと薬剤師になることとは延長線のように見える別の作業です。

そしてたったいま述べたように、アシスタントとしての仕事と薬剤師の間には大きな壁を乗り越える必要があるのです。

これからカナダで薬剤師を目指す方は、スタート地点、経路、ゴールを明確にしてから、プロセスをスタートするようにしましょう。10年前よりもはるかに良質の情報と勉強方法が揃っています。

「英語」にビビらず、いきなり薬剤師を目指してもいいと思います。

私はその道筋と方法を、皆さんにとってよりクリアなものにできればいいなという思いを、常に持っています。やはり少なくとも私にとっては、カナダで薬剤師の資格をとることは大変なことでしたから。









http://ca.indeed.com/jobs?q=Pharmacist&l=+BC

0 件のコメント:

コメントを投稿