これについては以前にバンクーバー新報の連載で書いたことがありますが、
カナダやアメリカにはお薬手帳となるような一般的なアプリがあります。
特定の薬局がやっているというものではありません。
しかし元々カナダにはお薬手帳がない!というのは日本人にとって驚きかもしれませんが、
州内全ての薬局を繋ぐネットワークシステムに薬歴が入っているからです。
BC州ではこれをファーマネットと呼び、州が管理運営をしています。
手帳を持っていなくても、薬剤師はその患者さんが他の薬局からどんな薬をもらっているか、すぐに分かります。薬物アレルギーに関する情報もネットワーク上に表示されます。
欠点は、さかのぼれる最大期間が決まっていること。それでも過去6ヶ月までは必ずみれます。
また、州をまたいで情報を共有することはできません。
日頃、麻薬等の重複、薬物相互作用の発見には非常に便利です。
このような形での情報の電子化は、テクノロジーの遥かに発展している日本にもあればいいのになと思います。
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