最近のCE(継続教育)にでてきたので、軽くまとめます。
マザー・リスク・プログラムとは、カナダトロント小児病院で1985年から開始された妊娠中・授乳中の薬の安全性に関する情報収集と提供のシステムです。こちら世界的に非常に有名です。
www.motherisk.org
Dr. Gideon Koren (マザーリスクプログラム創設者!) が2014年5月21日に行ったパロキセチンの胎児毒性およびアルコール毒性についての講演を、Youtubeで視聴できます。やや英語が訛っていますが、ジョークも面白いので医療関係者の方は是非一度ご覧になってください。
PROZAC BABY - Depression in pregnancy through the eyes of the unborn baby
https://www.youtube.com/watch?v=1ykZ61Y1JCc
マザーリスクプログラムにはこの他にもオンラインで視聴できるモジュールがいくつもあります。薬学英語を鍛えたい方にはお勧めです。
http://www.motherisk.org/prof/elearning.jsp
「Teratology Information Specialists (OTIS)」という北米のNPO法人も、MotherToBabyというウェブサイトで情報提供をし、またマザーリスク同様、電話相談も可能です。
http://mothertobaby.org/fact-sheets-parent/
日本では、国立成育医療研究センターが同じような形で情報センターを運営していますが、一般の方にとっては手続きが煩雑で、回答を得るまでに時間がかかるかもしれません。
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/
紙ベースの資料として、通称「ブリグス」と呼ばれるバイブル的な本があります。カナダの薬局には必ずおいてあります。個人的に購入する必要はありませんが、この本の存在を知らずにカナダの薬局では働けません。
Briggs GG, Freeman RK, Ya e SJ. Drugs in pregnancy and lactation: a reference guide to fetal and neonatal risk」10th ed. Baltimore, MD: Lippincott,Williams & Wilkins; 2014.
http://www.amazon.ca/Drugs-Pregnancy-Lactation-Reference-Neonatal/dp/1451190824/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1451719731&sr=1-1
0 件のコメント:
コメントを投稿