2013年12月13日金曜日

抗生物質の考え方?9 (CAP-2)

CAPで、outpatient without modifying factors (外来、併発疾患なし)の話です。
典型的なCAPの主な原因となるのは、大雑把にまとめれば以下の3つです。

  • Streptococcus pneumoniae
  • Chlamydophila pneumoniae
  • Mycoplasma pneum

これを例によってG+とG-の表にして考えてみてください(例外あり)。

治療薬としては、肺・上気道への組織移行性が良いマクロライド系(eryth, azith, clarith)、
またはテトラサイクリン系のdoxycyclineがガイドライン上は一番に用いられます。

最近仕事の中で特に多いのが、doxycyclineの処方せんです。
(シニア中心のコミュニティなので肺炎に罹る人が沢山います。)
おそらく耐性の問題でしょう。少し前までclarithromycinがほとんどでした。

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