2013年9月24日火曜日

薬剤師業務の現状を知る (2013)

少し前に、ジェネリック医薬品の保険償還額が減ったことで薬局経営が厳しくなっているという話を書きました。BC州の薬局はこの難しい局面をどのように乗り切ろうとしているのでしょうか。

答えは、薬剤師による新しいサービスです。具体的には、予防接種、糖尿病教育、メディケーションレビュー、そしてアダプテーションという薬剤師による処方せん期間の延長などです。新しいといっても、この2,3年の間に、どの薬局でもやっていることですから、どれも滅茶苦茶目新しいというわけではありません。

しかし、特に今年に入ってからというもの、これらの業務を全力で数多くこなしていかない限り、薬局の利益が確保できない状態になってきました。

4,5年前のように処方せんだけをを数多く調剤していても、同じだけの収入にはならないのですから。 よく言えば政府が主導して薬剤師の仕事の幅を広げています。特にメディケーションレビュー、数多くの薬を服用している患者さんにとって有用で、問題解決の糸口になります。また、これから冬に向けてインフルエンザの予防接種になると、薬局にいるInjection Pharmacistは活躍します。

ただ、それでなくてもマンパワーを減らしながら仕事をしているのに、患者さんと1対1で座って、場合によっては10~15分をも要するメディケーションレビューを1日にどれだけこなせるというのでしょう?

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