2013年9月22日日曜日

処方せんの読み方7 実践編のつづき (Ciprodex)


レセコンへの入力は薬剤師の主な仕事ですが、処方せん以上の内容を書くことが時には必要とされます。そんなことは処方せんには書いてないのに、勝手に付け足していいんですか?という声も聞こえそうですが、いいんです。その方が親切なんです。少しそんな練習をしてみます。

Rx
Ciprodex
iv gtt into right ear bid for 7 days
M: 1 bottle


Rx
Ciprodex
●シプロデクスとは、シプロフロキサシンとデキサメタゾンの合剤の点耳薬です。

iv gtt into right ear bid for 7 days
●「一回につき4滴を、右の耳に、1日2回、7日間使用する」と解釈します。
処方せんラベルにこれを英語で表記する場合、Instill four drops into right ear twice a day for seven days.」と入力します。これで間違いではありません。

M: 1 bottle
●一瓶です。

ただ、この薬は懸濁液=suspensionなので、使用前に容器を振るする必要があり、これを患者さんに説明しなければなりません。ただ、そんな話は聞いていない人もたくさんいます。

そこで最終的なラベルには「Shake well and instill four drops into right ear twice a day for seven days.」とすると親切な訳です。

ポイント:Suspension状態の薬や噴霧式の吸入薬では、「Shake well」 を入れたほうが親切だと覚えておきましょう。


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