緊急的な状況で、薬剤師が処方せんを数日間だけ延長してくれるシステムです。
「緊急」といっても、言葉の響きほどに秒を争う緊急性を要することはそれほどありません。
その日のうちに新しい処方せんを手に入れることが出来ない状況ですが、
だからといって病院の救急に行くほどのことでもない内容を指します。
薬剤師がEMSを出す例としては、
「来週ドクターの予約があるのに、10年間飲んでいる高血圧の薬が足りない。」
「ドクターの予約の日まで、抗うつ薬が2日分だけ足りない」
「サルブタモール吸入器のリフィル処方せんがあったのに、処方せんの期限(注)が先週で切れていた。今ぜん息の発作が出ているので、1つだけ欲しい。」
「バイアグラのリフィル処方せんがあったのに、前回でリフィルがなくなっていた。どうしても1錠だけ欲しい。」
などなど。
(注)処方せんの期限は、処方せんの有効期限は通常1年間)
状況と今後の予定などを考慮したうえで、出来るだけ少ない数のEMSを出すようにしています。
最長の場合で2週間。
あとで薬局に監査がきても正当性が主張できるよう、その内容を記録しておく必要があります。
そして上記の例はどれも正当と見なされる範囲内にあります。
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