2014年1月10日金曜日

薬局的FLUパニックと対処状況

メディアの報じる回数が増えるにつれ、これまでインフルエンザの予防接種に見向きもしなかった人が今になって「Flu shotはまだ受けられますか?」と問い合わせをするようになり、薬局の電話はひっきりなしになっています。

ある集団の数多くの人に予防接種を行えば、感染が発生しても拡大を防ぎ、また免疫力の弱い人を守ることが出来るという、Herd Immunity(集団免疫)という考えがあります。そして今のメディアは、このherd immnityの促進効果を狙っているものだと思います。

予防接種以外に出来ることといえば、手洗い・うがい・鼻うがい(Neil Med Sinus Rinse!)、そして人ごみに行かないこと、くらいしかありません。これらのインフルエンザ対策は、何も新しいことではありません。

私の働くチェーン薬局では、各薬局がインフルエンザ予防接種のWaiting listを作り、順次接種を行うように作戦を立てていますが、問題はワクチンの供給が間に合っていないことです。

昨日ようやく50人分のワクチンを仕入れることができました(注)が、リストには80人以上の人の名前があります。そしてこのワクチンは政府補助の無料ワクチン(=現在供給不能)ではないため、18ドルの費用がかかります。

概して財布の硬い人が多い土地なので、「お金がかかるならパス!」と言う人がいることは容易に予想できますが、薬剤師的には今回だけは18ドル払ってでも接種を受けて欲しいところです。

(注)在庫状況はそれぞれの薬局によって異なります。

http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/flu-vaccine-shortage-possible-b-c-officials-confirm-1.2490097





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